神戸元町リリーフ整体院

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コラム

体の知識(56) 背部の筋肉(3)

2022/12/26

こんにちは。

神戸元町リリーフ整体院です。

今日は休みです。

が、また院に来ています。

そろそろ年末に向け院の片付けや残務処理もしておかないといけないので、時間のある時にぼちぼちやってます。

それでは今日は座学です。

前回まで背部の筋肉を述べていたのですが、残っているのは深層筋第2層。

この筋肉はたくさんあるのと、脊柱起立筋群など大事なものも含まれるので頑張って書いていきます。

 

※深背筋第2層

 

(1)脊柱起立筋群

 

(『骨格筋ハンドブック』原書第3版(南江堂)より改編)

 

脊柱起立筋は深背筋の中でも最大の筋肉で、腸肋筋、最長筋、棘筋の3筋の総称です。

図に表示されている赤文字がそれです。

腸肋筋、最長筋は骨盤の腰椎、仙骨背面、腸骨稜の部分から起こり、肋骨から後頭部までに及びます。

棘筋は頸椎、胸椎、腰椎の棘突起間を繋ぎます。

いずれも、頭及び脊柱の背屈と側屈に働きます。

 

(2)横突棘筋

 

 

脊柱起立筋の下層にあるのが横突棘筋です。

横突棘筋は半棘筋、多裂筋、回旋筋で構成され、半棘筋は頭の保持、頭の側屈、回旋に働きます。

多裂筋は脊柱の伸展と回旋、回旋筋は脊柱の回旋に作用します。

 

(3)その他の固有背筋

 

・棘間筋

棘突起間にあり、脊柱背屈の補助をします。

 

・横突間筋

椎骨の横突起間を繋いでおり、脊柱の側屈の補助をします。

 

このように脊柱起立筋及びその他の固有背筋は主に脊柱の背屈に働いています。

つまり、猫背姿勢などで体が前方へ丸まる姿勢が続くとこれらの固有背筋は引き延ばされたまま負担がかかり疲労します。

背中が疲れた時はラジオ体操の後屈運動のように背筋を後ろに引き延ばす運動をするのも有効です。

 

というわけで、背部の筋肉の説明はこれで終わりです。

本年の座学はこれで一旦終了とさせていただきますが、来年からはいよいよ股関節、膝、足などの下半身を中心に見ていこうと思います。

下半身の筋肉は腰痛とも深く関わってきますので、その辺もいろいろ説明できたらと思います。

それでは本年も残り少なくはなりましたが、引き続き当院をよろしくお願いいたします。

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