体温について
2021/03/05
こんにちは。
神戸元町リリーフ整体院です。
3月になって少しずつ暖かくなってきました。
今月から関西では緊急事態宣言が解除されて、神戸市も人通りが増えてきています。
しかし、依然多くの店舗で新型コロナの感染対策でお客様に検温を実施していると思います。
今日は人間の体温について説明していきましょう。
まず、体温は均一ではありません。
測位する部位により少しずつ異なります。
特徴として、代謝の盛んな筋肉などでは高く、骨や皮膚などでは低いです。
体の内部(芯の部分)は温度が高く、体の外部(殻の部分)は温度が低くなっています。
また、気温によっても変化します。
※ヒトの殻の温度と芯の温度『生理学 改定第3版』(南江堂)より
20℃の気温の時と35℃の気温の時とでは体温の分布にも変化が出てきます。
図を挙げましたが、気温が上がれば全体的に体温は均等に上がっていきます。
気温が下がれば、末梢部分の体温は低下していきます。
暑い時は何も感じないのに寒くなると手足が冷えやすいのはその為です。
反対に体温が低下しにくい部分は額や体の中心部分です。
最近は非接触型体温計を用いた体温の計測が主流になってきていますが、それも一般的には体温の変化しにくい額で計測しています。
※その他の体温の変動要素
・日周期リズム・・・1日の体温変化は早朝3~6時に最低となり、午後3~6時に最高となります。
・年齢・・・体温調整機能が安定してくるのは生後6か月頃から。老齢になると体温は低温に傾きます。
・性周期リズム・・・月経周期の女性の体温は卵胞期に低く黄体期に高くなります。排卵日は体温が低下します。
・運動時・・・運動をすると筋の代謝が亢進して体温が上がります。
・食後・・・食後30~90分後に体温が上昇します。
如何でしょうか。
我々の体温は変化する要素は日常の生活の中にたくさんあります。
朝起きた時は動きにくく、昼間になったら体がよく動く。
御飯を食べた後元気が出てくるなど。
こういった体の調子の変化にも体温は深い影響を与えています。