新型コロナと風評。
2020/04/30
こんにちは。
神戸元町リリーフ整体院の神戸です。
今日はちょっと半分愚痴っぽくなってしまってしまうかもしれませんが、今回の新型コロナの件で注意しないといけない点を自分の経験談から、皆さんにお伝えしようと思います。
自粛生活が続く中、先週末不覚にも風邪を引いてしまいました。
きっかけは単純。
夜寝ている間に掛布団を蹴ってしまったからです。
朝起きたら喉ががらがら。
元々空気が乾燥して寒いときはすぐに喉にくる体質なので、「ああ、やってしまったか」と思いました。
勿論時期が時期なので体温も図って、体に問題が無いか注意はしました。
熱無し。しゃべれば少し空咳が出て声がつまる。息苦しさは無し。鼻水無し。嗅覚味覚異常無し。
自粛期間中、人とも会ってはいないし、三密空間に身を置いた覚えもない。
他に覚えのある症状は出てはいかなったのでいつも通りうがい手洗いをちゃんとして、念のため風邪薬を飲んで休むことに。
その夜、親から電話がかかってきました。
電話を取った時、声がかすれていたので、「大丈夫か?」と聞かれました。
「大丈夫」と答え、熱はないし倦怠感もない旨も伝えました。
風邪薬を飲んで様子をみているから、また何かあったら連絡するということでその時は電話を切りました。
翌日、昼間にまた電話がかかってきました。
深刻な声で「本当に大丈夫か?」と聞かれました。
「ましになったから大丈夫だ。何かあったら連絡するって昨晩言ったばかりだから心配し過ぎないでくれ」
と言いました。
そして更にその夜。
地元で働いている従弟から電話がかかってきました。
「母親(叔母)に熱出しているって聞いたけど大丈夫?」と言われました。
…。
うちの親が過剰に心配して、自分は熱もないのに熱があると言って親戚に話を大げさに広めてしまっていることがすぐにわかりました。
自分の知らないところであらぬ風評が成立していたのです。
体調を壊したら今の時期、家族が心配するのはわかります。
でも、本人の事実関係を確認もしないで、先走った先入観だけで話を進めてしまうと、今回の新型コロナはあらぬ風評被害をすぐにまき散らすことになります。
新型コロナの警戒期間は2.3日で終わるものでもなく、一定期間辛抱しないといけません。
その間、皆ストレスは溜まります。
誰だって風邪を引いたり、お腹を壊したり、頭が痛くなったりすることもあると思います。
体調を壊した時、それがコロナだといきなり決めつけるのは危険です。
まずは新型コロナの症状であるかどうか、生活の中に感染経路がなかったかどうか。あらゆる面から事実関係を確認することが大事です。
風評は人を傷つけ、人間関係をこじらせます。
家族間、友人間なら猶更です。
注意することは必要ですが、一方で状況を何も調べることなく先入観だけで「新型コロナだ」と先走ってしまうことにも自分達は気をつけていかないといけません。