健康づくりのための運動
2020/03/25
こんにちは。
神戸元町リリーフ整体院の神戸です。
健康な生活を意識して免疫を高める為に運動は必要です。
でもいざ運動しようとしても、どれだけ運動をすればいいのか、わからない人が多いです。
今日は健康の為に必要な運動の条件を説明していこうと思います。
(1)生活習慣病予防のための運動
先のブログでの記事『運動不足が身体に及ぼす影響』であげたように、運動不足になると、様々な悪影響が体に出てきます。
それらの中で、特に注意しないといけないのが、生活習慣病です。
生活習慣病とは肥満、高血圧、脂質異常症、虚血性心疾患、糖尿病などです。
これらはそのまま放っておくと、命にかかわってきます。
健康である為には、生活習慣病にならないこと。
その為に、運動は予防策として役に立っています。
特に運動によって、『全身持久力』を高めておけば、生活習慣病におかされる危険性は小さくなります。
それでは、『全身持久力』を得る為にどのような運動が必要なのかを見ていきましょう。
(2)運動の強度
まず、運動の強度を示す値で、『METs』という単位を使います。
『METs』は安静時の代謝量を1として基準とし、生活習慣の中の動作や、スポーツなど具体的な運動の内容の強度を示します。
※METsの基準
Ⅰ.生活活動
・1.8…立位、皿洗い
・2.0…ゆっくりとした歩行
・3.0…普通歩行
・4.0…自転車に乗る
・5.0…速足
・8.0…重い荷物の運搬
Ⅱ.運動
・2.3…ストレッチ
・2.5…ヨガ
・3.0…ボウリング、バレーボール、社交ダンス、ピラティスなど。
・3.5…自体重を使った軽い筋トレ
・4.0…卓球、ラジオ体操第1
・5.0…野球、ソフトボール、サーフィン、バレエ
・5.5…バドミントン
・6.0…ウエイトトレーニング、バスケットボール
・7.0…ジョギング、サッカー、スキー、スケート
・7.3…エアロビ、テニス
・8.0…サイクリング
・8.3以上…ランニング、ラグビー、強度の水泳、武道など
厚生労働省の『健康づくりのための身体活動基準2013』では、18~64歳の身体活動の基準として、3メッツ以上(普通歩行)の身体活動を毎日60分、また、運動の基準として強度が3メッツ以上の息が弾み、汗をかく程度の運動を毎週60分(注:毎日ではありません)行うことが推奨されています。
つまり、わかりやすく言えば、『生活の中で毎日60分くらいは歩く時間を作って、一週間の中でも軽く汗を流すくらいの運動を60分くらいは行う時間を作りましょう』ということです。
特に運動は、軽いジョギング、筋トレなど手軽にできるものを週に2回以上、時間を分けて適度なペースで行うといいと思います。