自律神経って何?
2022/06/09
こんにちは。
神戸元町リリーフ整体院です。
6月になって少しずつ雨の日が増えてきています。
この時期は体の不調が出やすいです。
そして調子が悪くなった人の口から、時折『自律神経が乱れた』という言葉を耳にします。
この『自律神経』って一体何?
皆さんそう疑問に思ったことはありませんか?
今日は自律神経に対して説明をしていきたいと思います。
自律神経には交感神経と副交感神経の二種類があります。
自律神経系は体の循環、呼吸、消化、分泌、代謝、体温維持、排泄など様々な機能の調整に働きます。
これらのバランスは交感神経と副交感神経で取られているわけですが、ではまずこの2つの神経の働きを見ていきましょう。
1.交感神経
交感神経の中枢は第1胸髄から第2腰髄にあります(胸髄も腰髄も脊髄の一部です)。
体に対する主な働きとしては下記のようなものがあります。
・心拍数増加
・心臓収縮力増大
・気管支拡張
・筋肉内の動脈拡張、その他の血管は収縮
・消化運動抑制
・肝臓の糖機能亢進
・脂肪分解亢進
・瞳孔散大(目の瞳孔が大きくなる)
交感神経が優位になると心臓や筋肉の動きが活性化し代謝が亢進される状態になります。
反対に消化活動は抑制されます。
生活の中で例を挙げてみると、激しい運動をしている時や仕事などに熱中している時、興奮状態や体が力んでいる時などです。
そんな時はあまりトイレに行きたくはないですよね。
これは交感神経が優位になっているからです。
2.副交感神経
副交感神経の中枢は頭部の脳幹と脊髄の下部である仙髄にあります。
体に対する主な働き下記のようなものがあります。
・心拍数低下
・心臓の収縮抑制
・気管支収縮
・消化運動亢進
・肝臓の糖機能抑制
・瞳孔縮瞳(目の瞳孔が小さくなる)
副交感神経が働くと心運動や呼吸が落ち着きます。
消化運動は亢進されるので、排便排尿が催します。
生活の中で例を挙げてみると、休息をとっている時、体がリラックスしている状態の時などです。
家に帰ると急にトイレにいきたくなるのは副交感神経の影響です。
そして自律神経の調子が狂うと、主に優位になるのが交感神経です。
疲れやストレスで体に力が入りやすくなり、眠れない、肩が凝る、精神的に落ち着けないなど様々な症状が出てきます。
そういう人達には体が緩ませて副交感神経を優位にする意味でも、整体などは有効であると思います。