湿度と人体への影響
2022/05/13
こんにちは。
神戸元町リリーフ整体院です。
GWも終わって5月も半ばになりました。
最近は雨もよく降って、通勤時傘が必需品になりつつあります。
雨の日が続くと、湿度の影響で体調を壊す人が増えてきます。
実際に当院のリピーターさんでも『雨になると首や肩がしんどくなるんですよ』と訴える人がよくいます。
では何故、雨が降って湿度が上がると体にしんどさを覚えるのでしょうか?
今回はこの湿度が人体に及ぼす影響について説明していきたいと思います。
(1)湿度が高いとどうなる?
高湿度の環境下では、発汗による体温調節が難しくなります。
発汗には蒸発による熱放出によって、体温を下げるしくみがあります。
その汗をかけないと、人体には熱が溜まりやすくなり、その影響で血管の収縮や筋の緊張を起こしやすくなります。
つまり体が硬くなり、疲れが抜けにくくなります。
また、この多湿環境に高温が加わると、熱中症の危険性も出てきます。
(2)湿度が低いとどうなる?
低湿度の環境下では、空気の乾燥が促進されます。
空気が乾燥すると、口や鼻、喉などの粘膜系が乾燥し、ウィルスや菌などの体内侵入を許しやすくなります。
特にウィルスは低温及び乾燥した環境下で繁殖します。
冬に風邪やインフルエンザなどウィルス性疾患が流行するのはその為です。
(3)適度な湿度環境が必要
湿度は高すぎても低すぎても、人の体の調子を崩す要因になってしまいます。
日本では労働安全衛生法で、空調を設けている会社には湿度40%以上70%以下が推奨されています。
如何でしょうか。
このように湿度は人体に対して様々な影響を及ぼします。
特にこれからは梅雨の時期、そして梅雨が明けると本格的な真夏です。
季節の変化に応じて加湿器や除湿器を使っての臨機応変な室内湿度調整も、健康管理の上で必要なことではないでしょうか。