2022年2月のお客様の傾向
2022/02/27
こんにちは。
神戸元町リリーフ整体院です。
今日は今月のご来院されたお客様の傾向について話をしていきたいと思います。
やはり今月は新型コロナの蔓延と真冬の寒さのせいで肩、首に疲れを覚えている方が非常に多かったです。
特にデスクワークをされてらっしゃる方。
職業柄体を動かさないのに加え寒さで姿勢が固まってしまってそれがストレスとなり疲れを訴えていました。
そんな人達の為に自分もあれこれ施術中試行錯誤しているわけですが。
最近見ているのが『腕の歪み』です。
では何故腕の歪みを見ているのかと言うと、それは巻き肩の原因になるからです。
私達が普段行っているデスクワークの腕の動作分析を簡単にしてみましょう。
これはパソコン操作時の前腕です。
前腕の筋肉は主に手首を動かすのに働いているのですが、キーボードを打っている際、掌が下に向いています。
この動作を『回内』と言います(逆に掌が上に向いている時は『回外』と言います)。
この回内動作、及び回外動作時、
まず骨の動きから見てみると、人間の前腕の骨は2本あります。
親指側にあるのが橈骨、小指側にあるのが尺骨です。
解剖学上、人間の前腕の正常位は回外です。
掌を上にした時この2本の骨が正しい位置になります。
そして回内位にすると、これらが交差し捻じれが入ります。
つまりパソコンを操作していること自体が骨の動きに負担がかかっています。
次に筋肉を見ていきましょう。
これは前腕回外位で見た前腕の屈筋群(手首を曲げる筋肉)です。
この中に『円回内筋』というのが含まれています。
この筋肉が回内時に働く筋肉です。
円回内筋を含めた前腕屈筋群は肘関節を超えて上腕骨下部の内側上顆に繋がっています。
すなわち、前腕回内の状態が続くとこれらの筋肉が緊張して、橈骨、尺骨及び肘関節ごと内側に回旋の力が入ってしまうのです。
その力は肘関節を通して上腕骨にも影響し内旋させてしまいます。
腕の内旋=巻き肩です。
そしてこれに猫背姿勢による肩甲骨の上外方変位も加わります。
デスクワークでしんどい人はこの2パターンが巻き肩の原因となっていることが多く、当院では肩及び腕の動きは見ることにしています。
というわけで猫背、巻き肩にお悩みの方はお気軽に当院にご相談ください。
それでは来月も頑張っていきたい思いますので引き続き当院をよろしくお願いいたします。