体の知識
体の知識(19) 手の関節とその動き
2020/06/10
こんにちは。
神戸元町リリーフ整体院です。
最近は店の再開準備や給付金の申請などに追われてなかなか知識的内容のコラムを更新できていなかったのですが、それらもようやくひと段落ついたので、久しぶりに書いていこうと思います。
今回は手の関節の説明とその動きについて述べていきましょう。
(1)手関節
手首の関節は橈骨手根関節と下橈尺関節で構成されています。
橈骨手根関節はその名の通り、橈骨と手根骨間の関節です。
手首の動きは主にこの橈骨手根関節で行われています。
また、下橈尺関節は手首側の橈骨、尺骨間の関節です。
この関節は手首の回旋運動時に働きます。
(2)手関節の動き
手関節の動きには下記の動きが挙げられます。
手関節の運動は参考にできるようないい画像があまりなかったので、下手ですが自分で書いて用意してみました。
手首を掌側に曲げるのが屈曲(掌屈ともいいます)。
手首を手の甲側に曲げるのが伸展(背屈ともいいます)。
手首を親指側(橈骨側)に向けるのが撓屈。
手首を小指側(尺骨側)に向けるのが尺屈です。
これらの動きに加え、肘関節のところでも説明しました回内と回外の動作も含まれてきます。
回内は掌を下に向ける回旋の動き、回外は掌を上に向ける回旋の動きです。
このように手首の動きは肘に比べると複雑です。
そして手首を跨いで、肘関節へと至る前腕の筋肉は上腕のものよりも更に多く、これもとても複雑です。
次回は前腕の筋肉に焦点を当ててみてみることにいたします。