体の知識
体の知識(7) 肩関節その1
2020/02/29
こんにちは。
神戸元町リリーフ整体院の神戸です。
今日は、肩関節について説明していこうと思います。
肩関節は人体の中で最も可動性のよい関節です。
関節は上腕骨の上腕骨頭と肩甲骨の関節窩で形成されています。
(1)肩関節の運動
先日テーマにした『関節の運動』でも例に挙げた図ですが、肩関節の動きは下記のとおりです。
・屈曲、伸展
・外転、内転
・外旋、内旋
・分回し運動(屈曲、伸展、外転、内転の複合運動)
(2)肩甲上腕リズム
肩関節の運動は、上腕骨、肩甲骨、そして鎖骨が連動して行っています。
肩関節屈曲時、屈曲の角度が60°以上になると、肩甲骨は上方回旋し始めます。また、屈曲の運動は、鎖骨の動きも含まれています。
特に肩関節外転時は上腕骨と肩甲骨の動作に法則性があり、上腕の動きで120°、肩甲骨の上方回旋で60°とされ、この上腕骨と肩甲骨の動きの比率(2:1)を肩甲上腕リズムといいます。
このように肩は最も動きやすい可動域を持った関節ではありますが、上腕骨だけではなく、肩甲骨と鎖骨の動きも連動して動作が行われています。
従って、『肩凝り』の原因となる筋肉もたくさん考えられてきます。
上腕及び肩関節、鎖骨周囲、肩甲骨に関連した筋肉など。
肩の動きを形成するために多くの筋肉が作用しているのです。
肩の動きをよくするには、肩の動作を一通り確認し、その動きが悪い部分に関連した筋肉を特定してアプローチしていくことが大事です。