神戸元町リリーフ整体院

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コラム

体の知識(55) 背部の筋肉(2)

2022/11/29

こんばんは。

神戸元町リリーフ整体院です。

また一週間が始まりました。

年末の予定もそろそろ考えないといけないのですが、今のところまだ当院の休みも何日からにするのか決めかねている状況です。

月初めになったら決まり次第伝えていこうと思います。

さて、今日は久しぶりに座学をやっていきましょう。

前回は背部の筋肉の浅層部分を見ていきました。

今回は背部の筋肉の深層部分を説明していきます。

 

※背部の深層筋

 

背部の深層筋は深背筋とも呼ばれています。

深背筋は第一層と第二層に区別されます。

これらをそれぞれ見ていきましょう。

 

(1)深背筋第1層

 

深背筋第1層には上後鋸筋と下後鋸筋があります。

 

・上後鋸筋

強制吸気時、上位肋骨を引き上げる。

 

・下後鋸筋

呼気時下位肋骨を後下方に引き下げる。

 

上下後鋸筋は呼吸運動の補助筋として呼吸時肋骨の動きに関係します。

 

(2)深背筋第2層

 

第2層の深背筋は背部の最も深層にあり、固有背筋と呼ばれています。

固有背筋は脊柱の運動に作用します。

板状筋、脊柱起立筋群、横突棘筋、横突間筋、後頭下筋群があります。

特に重要なのは脊柱起立筋、横突棘筋なのですが、これらは複数の筋肉が合わさってできており、説明が長くなるので後日また改めて詳細に述べていこうと思います。

今回は頸部に関連する固有背筋を見ていきます。

 

・ 板状筋

 

 

 

板状筋も一度頸部の筋肉で説明しましたが、今回は固有背筋として復習します。

板状筋は頭板状筋、頚板状筋に分かれます。

左右両側についており、一側が働くと首と頭を同側に側屈、回旋させます。

両側が働くと頭と首を後屈させます。

この筋肉は首がしんどい時によく疲労している筋肉のひとつです。

 

・ 後頭下筋群

 

 

後頭下筋群も頸部の筋肉で取り上げたので復習です。

後頭下筋は大後頭直筋、小後頭直筋、上頭斜筋、下頭斜筋の4つの筋肉の総称です。

これらの筋肉も左右両側に存在しており、一側が働くと同側への回旋、側屈。両側が働くと頭部の後屈に作用します。

後頭部と頸部の間なのでちょうど後頭部でマッサージしてもらいたいところにある筋肉です。

 

如何でしょうか。

背部の筋肉は非常にたくさんの筋が重なっている為、複雑です。

今回は深背筋の中でも手始めに頸部の筋肉を取り上げましたが、次回の座学ではいよいよ背部の筋肉のメインともいえる脊柱起立筋群などを取り上げていきましょう。

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