神戸元町リリーフ整体院

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コラム

腰の疾患(1) 坐骨神経痛

2024/02/27

こんにちは。

神戸元町リリーフ整体院です。

2月も残り少なくなりました。

なかなかブログを書く時間が取れなかったですが、今日は久しぶりに座学のコラムを更新していこうと思います。

 

さて、本日扱うのは腰の疾患です。

テーマは坐骨神経痛。

腰が疲れてくると、臀部や太腿の裏側に痛みまたは痺れが出てくることがあります。

これらの症状は坐骨神経の圧迫が原因で起こります。

今回はこの坐骨神経痛をみていきましょう。

 

 

(1)坐骨神経とは?

 

 

坐骨神経は人体の中で最も大きな末梢神経です。

第4腰椎(L4)から第3仙骨(S3)の神経枝が集まって梨状筋下孔を出た後、大腿後方を走行します。

簡単に言えば臀部の深部から太ももの後ろ側を通る大きな神経です。

この坐骨神経が膝窩(膝裏)の上方で総腓骨神経と脛骨神経に分かれそのうちの脛骨神経がふくらはぎを通ります。

坐骨神経が支配している主な筋肉は、太腿後方の筋肉である大腿二頭筋、半腱様筋、半膜様筋でこれらをまとめてハムストリングスと言います。

坐骨神経は梨状筋やハムストリングスなどの筋肉が固まると圧迫され、これらの筋の拘縮が痛みや痺れを引き起こす原因になります。

 

(2)坐骨神経痛の症状

 

先に述べた臀部や太腿後方の痛みや痺れの他、坐骨神経支配筋の筋力低下、柔軟性低下など関節運動にも影響が出ます。

特にハムストリングスは股と膝関節の運動に関する筋肉なのでこれら2つの、またはいずれかの関節に確認されやすいです。

 

 

(3)坐骨神経痛を引き起こす疾患

 

坐骨神経痛は筋の圧迫の他、下記のような腰の疾患などが原因でも出てくることもあります。

 

・腰椎椎間板ヘルニア

・脊柱管狭窄症

・腰椎すべり症

 

これらはいずれも腰椎のアライメント不良によって生じる疾患です。

坐骨神経自体が下位腰椎に入っている為、これらの疾患が起こると腰椎部分の神経枝にストレスがかかり神経痛が引き起こされます。

つまり、こういった疾患が原因の場合は簡単な足腰のストレッチだけでは治りません。

坐骨神経痛を対応する際、その原因がどこにあるかを調べることが重要です。

 

如何でしょうか。

坐骨神経痛の起こる原因は複雑で、実際に起こると歩行にも影響します。

ならないよう、日頃から足腰の筋バランスを整え腰椎に負担をかけるような動作を癖付けないように気をつけましょう。

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