神戸元町リリーフ整体院

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コラム

不良姿勢での痛み

2022/10/08

こんにちは。

神戸元町リリーフ整体院です。

寒くなってきました。

いつも家に帰る時は夜なのですが、さすがに夜道を歩く時はそろそろもう一枚上着が必要かなと思います。

 

今日は久しぶりに座学的なことを述べようと思います。

皆さんは何気ない姿勢でどうしてこんなに疲れが溜まるのか。

不思議に思ったことはないでしょうか?

そのことを例を挙げて説明していきましょう。

 

どんな姿勢でも我々の体にある筋肉は必ずどこかしらに力が入ります。

先日実家に帰省した時、父親が歩くと足が痛いとので自分に見てくれと頼んできました。

うちの父は歳は80を超えており、腰もそんなに強くないのでそう長く歩けはしないのですが、どのような症状か問診してみると、右太ももの外側から膝にかけてが痛いとのこと。

足腰が弱いので立位姿勢から見ても明らかなO脚。

とは言え、そのままの姿勢で歩いている時間は日常生活の中で短い為、歩行で足を痛めたというわけでもなく…。

更に聞いてみると、寝方の問題でした。

 

 

父はこのようにベッドに仰向けで寝ている時、右足が外側に開いてしまっていたんですね。

これは解剖学的動作で言うところの股関節の外旋です。

股関節の外旋に作用する主動の筋肉は、大殿筋、梨状筋、大腿二頭筋など。

これらが収縮して固まります。

ひとつの動作が長いと自重でそれに働く筋肉をずっと筋トレしているみたいなものなのです。

反対に伸張したまま弱るのは拮抗筋。股関節の内旋(内側に回す)筋です。

臀部の深層にある小殿筋や股関節外側から腸脛靭帯となって太腿外側につながる大腿筋膜張筋など。

特に大腿筋膜張筋は靭帯として膝関節を跨いでいるので緊張が激しくなると膝まできます。

 

無茶をしない範囲でマッサージをし、固まった筋肉を軽くストレッチした後に股関節の内旋運動を意識付けさせました。

後は寝ている際に足を外に向ける癖を治すこと。

併せて内側に回旋する運動を時折行うこと。

それだけを指導をして終了です。

後日父親から電話で寝る時のいつもの癖を注意したら起きて足を動かすのも楽になったと報告がありました。

 

このように普段の何気ない姿勢の癖が慢性的疲労や痛みの主な原因になります。

自分の体に痛いところが見つかった時その痛みが出る動作はどのようなときか?

自分にはどんな動きの癖があるのか?

いろいろと調べてみるのも改善への道になると思います。

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