体の知識
体の知識(6) 関節運動
2020/02/26
こんにちは。
神戸元町リリーフ整体院の神戸です。
今日は関節運動について、話をしていきたいと思います。
関節の運動は、運動の面と軸を中心として行われていることは先週の『体の知識(5)』のコラムでお話しました。
その内容を踏まえた上で、今日は関節にはどのような運動の種類があるのかをお話します。
(1)屈曲と伸展
矢状面・水平前頭軸の動きです。
屈曲は体節同士が接近する動き。伸展は体節同士が遠ざかる動きです。
矢状面に沿った動きなので縦から上げ下げする動きとなります。
※例は肩関節の屈曲・伸展運動です。
(2)外転と内転
前額面・水平矢状軸の動きです。
外転は体節が体の中心線から遠ざかる動き。内転は体節が体の中心線へと近づく動きです。
前額面に沿った動きなので横からの動きとなります。
(3)外旋と内旋
水平面・垂直軸の動きです。
外側に向ける動きを外旋。内側に向ける動きを内旋と言います。
このように、人間の動きは基点となる運動の面と軸によって異なってきます。
また、これらの動きを複合させた運動もあります。
例えば、肩をぐるぐると回すような『分回し運動』は、屈曲、伸展、外転、内転が組み合わさって行われています(回旋は含まれていません)。
そして、これらの動き一つ一つが人間が持つ関節によって行われており、その動きに作用する筋肉が存在しているのです。