体の知識
体の知識(11) 肩甲骨について
2020/03/17
こんにちは。
神戸元町リリーフ整体院の神戸です。
相変わらず安定のしない天気が続いています。
3月ももう半ばを過ぎてしまいました。
もう少し経てば、暖かくなってきますのでそれまでは皆さん。体調を崩さないように気をつけていきましょう。
それでは今日は肩甲骨をテーマにしてみていきたいと思います。
まずは肩甲骨の簡単な解剖学から説明していきましょう。
(1)肩甲骨の解剖学
肩甲骨は胸郭の背面に位置する逆三角形の扁平骨です。
上が上角、下が下角、上腕骨と肩関節をなす関節窩があるのが外側角です。
また、肩甲骨は肩甲棘を中心に上下に分かれており、上の棘上窩には棘上筋が、下の棘下窩には棘下筋がついています。
肩甲棘の端が肩峰です。
(2)肩甲骨の動き
・挙上・・・肩甲骨を上へ上げる動作。
・下制・・・肩甲骨を下へ下げる動作。
・内転・・・肩甲骨を背骨側へ引き寄せる動作。
・外転・・・肩甲骨を外側に引き出す動作。
・上方回旋・・・肩甲骨の上方への回旋動作。
・下方回旋・・・肩甲骨の下方への回旋動作。
これらの動きが肩関節の動きと連動して、発生しています。
例えば、肩関節屈曲、外転時などは肩甲骨の上方回旋の運動も合わせて伴います。
肩凝りがひどく、背中も疲れも激しい人は、肩甲骨周りの筋肉も硬く、肩甲骨が動きにくくなっていることが多いです。
肩甲骨の動きをよくするために、肩と共に、肩甲骨の動きも意識して、これらの動作を運動やストレッチに取り入れていくことは大切です。