体の知識(59)股関節の筋肉(1)
2023/04/28
こんにちは。
神戸元町リリーフ整体院です。
4月ももう終わりですね。
当院はGW中も通常通りのスケジュールで営業します。
まだまだ枠はあるのでこの期間お体の疲れを取りたい方はお気軽にご予約お願いします。
さて、今日は座学です。
先月から取り扱い始めた股関節についてその筋肉を説明していきましょう。
今日は股関節前面の筋肉です。
※股関節前面の筋肉
(『骨格筋ハンドブック』原書第3版(南江堂)より改編)
・腰方形筋
腸骨稜の後部から始まって第12肋骨から上位の4腰椎までにかけて停止します。
作用は脊柱の側屈。両側で脊柱の後屈に働きます。
腰痛で固まりやすい筋肉のひとつです。
・腸腰筋
大腰筋と腸骨筋を併せて腸腰筋といいます。
大腰筋は1から5全ての腰椎椎体に起始し、大腿骨の小転子に停止します。
腸骨筋は腸骨窩から起始しこれも小転子に停止します。
作用はいずれも股関節の屈曲です。
※腸腰筋と腰痛の関連性
デスクワークなどで前傾姿勢での座りが癖になっている人は特にこの腸腰筋の疲労が腰痛の原因となりやすいです。
座り姿勢自体が股関節の屈曲動作を含んでおり、また上半身の荷重が前方にかかっている為腸腰筋に負担がかかります。
先の図を見て頂ければ分かると思いますが、腸腰筋のうち大腰筋が5個ある腰椎すべての椎体に停止しています。
すなわち、腸腰筋の筋腹(鼠径部付近)が硬くなると、起始部の筋が腰椎全体に負荷をかけてしまい、結果腰椎の前弯が激しくなり、反り腰になります。
如何でしょうか。
骨盤の筋肉の前面部は主に股関節の屈曲に働いています。
座り姿勢で負担がかかりやすいところなので、腰痛予防の為にはこの腸腰筋をどう緩めて筋バランスを維持していくかが重要となります。
当院では腰痛をお持ちの方は施術時股関節周りの筋肉の状態も見ておりますので、お悩みがありましたらご遠慮なくご相談ください。