寒くなってきました。
2023/10/24
こんにちは。
神戸元町リリーフ整体院です。
10月も後半に差し掛かりました。
月初めの頃はまだ暑さを覚えてましたが、この時期になると朝夕は特に冷えてきています。
当院へ来られるお客様も「この気温差が体にこたえる」とおっしゃられます。
特に冷えによる体の疲れを自覚される方が目立ちます。
さて、今日はこの冷えについて述べていきましょう。
体が冷えると通常人間の体温は主に手足の末端から低下してくるのですが、デスクワークをされておられる方は下半身が冷える事例が多いです。
では何故座っていると下半身が冷えてくるのでしょう?
今日はその疑問を見ていきたいと思います。
(1)下半身の冷えは座位姿勢による骨盤周囲の筋疲労から
椅子に座るいわゆる座位姿勢は骨盤周囲の筋肉に負担がかかります。
主に股関節屈曲維持に働く骨盤前部の腸腰筋、大腿前部の筋肉、そして上半身の荷重を支える骨盤背部の殿筋群。
これに加え座位時背骨が猫背に歪んでいると、荷重は前部に働きやすくなる為、胸筋、腹筋はおろか腸腰筋などに股関節の屈筋群も更にストレスとなります。
そして長時間の同じ姿勢による筋疲労が下半身の循環が滞ることに繋がります。
(2)骨盤の筋疲労が冷えになる理由
骨盤前部にある腸腰筋の付近には総腸骨動脈、総腸骨静脈が走っています。
これらは体の上半身と下半身を繋ぐ大血管です。
特に鼠径部の下には総腸骨動静脈と大腿神経が入っています。
つまり骨盤前部の緊張は総腸骨動脈、及び静脈にストレスをかけ下半身と上半身を繋ぐ循環を滞らせます。
その結果、下半身が冷えやすくまた浮腫みが出やすくなります。
(3)下半身の冷え対策
これらの解剖学的知識を踏まえると、下半身の冷え対策が見えてきます。
すなわち、
・腰や骨盤周囲に負担がかかるようなきつい衣装は控える。
・ブランケットやカイロなどで骨盤周囲を冷やさないよう心がける。
・筋肉を鍛えたりストレッチをするなど体幹や股関節を動かす機会を設ける。
など。
骨盤周囲にストレスをかけないことが重要です。
当院では足の冷え性を訴える人には骨盤の状況を観察しその歪みや筋疲労に対応します。
これから冬場なって足の冷えが気にかかる人はお気軽にご相談くださいね。
それでは引き続き当院をよろしくお願いします。